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富士フイルム、東京大学発ベンチャーのエルピクセルと提携

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富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:助野 健児)は、医療領域の画像解析に強みを持つエルピクセル株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役:島原佑基)と医療画像の診断支援に用いられるAI技術に関するパートナーシップについて2018年4月10日に合意した事を発表した。
今後、エルピクセルが開発する診断支援AI技術を、富士フイルムの医用画像情報システム(以下:PACS)に搭載していくことを目指していく。

PACSは、CT・MRI・DRなどの医用画像診断装置で撮影した診断画像をサーバに保管し、医師がそれらの画像を院内の端末に表示して、読影診断するためのシステムとなる。近年、CTの多列化など画像診断装置の高性能化に伴って、撮影される画像枚数が増大しており、医師がこれらの大量の画像を効率的に読影・診断できるソリューションが求められている。また、AI技術を活用することで、画像から病変の疑いがある箇所を検出したり、過去の症例と照合し、レポートを半自動で作成するなど、医師を支援し、医療現場の効率化に貢献できるソリューションが期待されている。このようなニーズにこたえるために、富士フイルムは診断ワークフローをトータルで支援するAI技術およびソリューションの研究開発を進めている。

エルピクセルは、医療領域の画像解析に強みを持つ東京大学発のベンチャー企業で、現在、複数の医療機関と連携し、AI技術を活用した医療画像診断支援の研究開発を進めている。今後、富士フイルムとエルピクセルは、エルピクセルが開発する診断支援AI技術を富士フイルムのPACS上で利用できる環境を提供していくことを目指していく。