心筋再生医療の一日も早い事業化を目指し、数多くの技術開発に加えて前臨床試験を進めており、今回総額8億円のシリーズAファイナンスを実施した事を発表した。
今回の割当先はエンジェル投資家グループであるAngel Bridge株式会社をリード投資家として、アステラス製薬株式会社(東京都中央区、代表取締役社長CEO 安川健司)の企業ベンチャーキャピタルであるAstellas Venture Management LLCおよび澁谷工業株式会社にも加わった。
[シリーズA割当先]
• Angel Bridge株式会社(本社:東京都区、代表取締役 河西 佑太郎)
• Astellas Venture Management LLC(米国カリフォルニア州Menlo Park、President 松本俊一郎)
• 澁谷工業株式会社(石川県金沢市、取締役社長 澁谷弘利)
Heartseed株式会社代表取締役福田恵一氏のコメント
「心臓が原因で亡くなる方はガンに次いで2番目であり、国内に100万人以上いる心不全の患者様に新たな治療法を提案できることを目指しております。当社ではiPS細胞由来心筋を心筋梗塞などが原因で壊死してしまった部位に移植することで心機能の大幅な改善を図ります。今回の資金調達を通して、数年後の企業治験の開始に向けた資金面でのサポートに加えて事業面からのサポートも期待できる体制が整えられました。一日も早いiPS細胞由来心筋移植の実現に向かって全力で進んで参りたいと思います。」
Angel Bridge株式会社代表取締役河西佑太郎氏のコメント
「当社は慶應義塾大学医学部循環器内科福田研究室のシード技術の事業化を設立時よりご支援させて頂き、再生医療の産業化による日本経済への貢献を目指して参りました。引き続きHeartseed株式会社による心筋再生医療の実現に向けて全力でサポートしていきたいと考えております。」
アステラス製薬株式会社代表取締役社長CEO 安川健司氏のコメント
「当社の企業ベンチャーキャピタルであるAstellas Venture ManagementがHeartseed株式会社の投資シンジケートに加わったことを嬉しく思います。今回のシリーズAファイナンスにより、心筋再生医療の事業化に向けた取り組みが加速することを期待しています。」
澁谷工業株式会社代表取締役社長澁谷弘利氏のコメント
「当社は、これまで国内外の大学や医療機関などに細胞培養アイソレータやロボット細胞培養システム、バイオ3Dプリンターなどの装置を数多く納入し、再生医療分野における細胞培養及び加工の品質や安全性の向上に寄与してまいりました。今回の資本提携をベースに、Heartseed株式会社に対して大量細胞培養装置等の製造システム面でのサポートにより、心筋再生医療の産業化実現に向けて貢献させて頂きたいと考えております。」