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四国電力、小型電気自動車開発ベンチャーのFOMMに3億円出資

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四国電力株式会社(所在地:香川県高松市、取締役社長:佐伯勇人)は、小型電気自動車の企画、開発を行うベンチャー企業、株式会社FOMM(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:鶴巻日出夫)に、3億円の出資を行った事を発表した。

FOMMは、手元でアクセル操作が可能な「ステアリングアクセル」や車輪内部に電動モーターを装備する「インホイールモーター」の採用などにより、2014年に世界最小クラスの4人乗り電気自動車を開発するなど、小型でありながら居住性に優れた車両設計技術を有している。

また、家庭での充電に加え専用のステーションでも交換できるカセット式バッテリーの搭載や、水害時には水に浮いて移動可能な構造設計といった独創的な技術により、既に国内外の自動車関連企業の関心を集めている。

こうした中、FOMMは、今後市場拡大が見込まれるタイにおける超小型電気自動車の生産・販売に向け、現在、バンコク近郊の生産工場で量産試作車の製造を既に開始しており、来年2月に量産を始める計画である。

同社としては、環境負荷低減に向けて普及拡大が期待される電気自動車の市場において、独自に開発した競争力のある製品により、グローバルな事業展開を目指すFOMMの将来性に期待するとともに、新たな電力需要を創出する観点から、電気自動車、車載蓄電池に関する知見の獲得や出資パートナー等との関係構築による新たなビジネス展開も視野に、出資することとなった。