1. TOP>
  2. ヘルスケア
  3. 医療ベンチャーのメタジェン、森下仁丹と共同研究

医療ベンチャーのメタジェン、森下仁丹と共同研究

  • feedy

独自の耐酸性カプセルでビフィズス菌(ロンガム種)を守り、腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能性表示食品「ビフィーナ®」を発売する森下仁丹株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:駒村純一)と、腸内環境デザインのバイオベンチャー、㈱メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:福田真嗣)は「ビフィーナ®」の摂取により生きたまま腸に届いたビフィズス菌が、ヒトの腸内環境に与える影響について明らかにするため、共同研究を開始すると発表した。

このたび、森下仁丹とメタジェンは、「メタボロゲノミクスTM」を用いて、「ビフィーナ®」摂取前後の腸内環境の変化を解析し、生きたまま腸に届いたビフィズス菌がヒトの腸内環境に与える影響を明らかにする共同研究を開始する。ビフィズス菌摂取時の腸内環境変動について「メタボロゲノミクスTM」により詳細に解析する試みは、本共同研究が世界初となる。これまでにビフィズス菌(ロンガム種)には、腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能が報告されており、この研究により新たな機能性の解明が期待される。また、将来的には、個人それぞれの腸内フローラにあわせて、最適と考えられるビフィズス菌や乳酸菌などあるいは腸内フローラを改善する有用素材(プレバイオティクスやバイオジェニックスなど)を組み合わせ配合した、いわゆる「オーダーメイドプロバイオティクス」の提供を視野に入れている。

森下仁丹は、皮膜特性・多層構造・粒径・内容物を自由にデザインできるカプセル技術を活かして、胃酸で溶けずに腸まで届いて溶解する耐酸性ハイパープロテクトカプセルの開発に成功し、このカプセル技術を用いて開発した、ビフィズス菌(ロンガム種)を生きたまま腸へ届けるビフィズス菌配合サプリメント「ビフィーナ®」シリーズを1993年より販売しており、現在は機能性表示食品として販売している。

メタジェンは、2015年3月に、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田特任准教授らによって設立された注目のベンチャー企業で、ヒトの便から腸内フローラの遺伝子情報と腸内代謝産物情報を抽出し、網羅的に統合解析する独自技術「メタボロゲノミクスTM」を用いて、腸内環境に基づいた新たな健康評価方法を開発している。「便から生み出す健康社会」を提唱し、腸内環境が影響を及ぼすヒトの体質や疾病のメカニズムを解明することで、病気ゼロ社会の実現を目指す。