自動車IoTのベンチャー企業、グローバルモビリティサービスは、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメントを引受先とする3億円の第三者割当増資を実施した。GMSは、独自開発のIoTプラットフォームシステムをベースとして、車載デバイスにより収集する各種車両情報を活用し、Web API解放を通じたアプリケーションサービスを提供する。遠隔起動制御技術を強みとするGMSは、自動車の起動を制御することで、先ず与信審査が通らない利用者に対しても車両提供を可能にする画期的なサービスをスタートする。リース会社などの金融機関等と連携し、自動車リースの与信審査を省略することによる新たなファイナンス機会を創出する他、運転挙動連動型のテレマティクス自動車保険、盗難防止をはじめとしたセキュリティ向上など、遠隔制御により実現する様々なサービスを、日本国内及びアジア地域において提供する。GMSが現地法人を設立したフィリピンにおいては、同国最大の通信キャリアや入金センターや電力グループ等と既に提携をしており、現地リース会社とも連携してBOP層の方々へ車両を提供するサービスを構築し、2015年秋よりサービス提供を行っていくとしている。