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シグマクシス、米国企業と提携し、サイバーセキュリティー対策強化

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シグマクシス【6088】はサイバーセキュリティソリューションを提供する米Easy Solutions(以下 イージー・ソリューションズ)と包括的提携契約を結び、同社が手掛ける各種ソリューションの日本における販売を行うと共に、金融機関における顧客預金の不正引き出しを防御する不正行動検知の領域において、共同サービスの提供を開始した。

近年急増しているサイバー犯罪に対しては、脆弱性診断やファイアウォール設置、あるいは新型パスワード導入などによる不正侵入対策強化や、CSIRT(Computer Security Incident Response Team、シーサート)に代表される社内管理体制作りが叫ばれ、ソリューションベンダー各社も関連する様々なツールを提供している。しかし昨今では、本人がシステムに正当なログインをした直後に、不正自動送金プログラムを起動させる「顧客PC乗っ取り型プログラム」が登場するなど、その手口はますます巧妙化している。「なりすまし」といわれる、正当なID・パスワードを使ってあたかも「本人」かのようにふるまう犯罪に対しては、その取引をしている人間が「本人らしからぬ行為をしている」ということを、個々のプロファイリングや機械学習を活用したデータ分析を通じてリアルタイムに検知し(不正行動検知)、実害の発生を未然に防ぐ以外に防御の方法はない。

イージー・ソリューションズは、サイバーセキュリティベンダーランキング500で総合第5位、不正行動検知領域で第1位(※)の評価を誇る「ネット詐欺対策ソリューション専門の開発・提供ベンダー」であり、同社ソリューションは金融機関を中心に全世界280社を超える企業に導入されている。シグマクシスは、2008年設立来、不正行動検知領域で豊富な経験を有する専門コンサルティングチームを擁し、楽天銀行をはじめとするネット銀行および大手国内金融機関に対し、検知ルール設計、システム構築、そして定期的なシナリオチューニングまでを含む、不正行動検知ソリューションの導入を手掛けてきた。今回のイージー・ソリューションズとの包括的提携契約を通じ、2015年3月の政府監督指針、ならびに金融検査マニュアル改定を睨み、より実効性の高いサイバーセキュリティを実現する狙い。

(※)CybersecurityVentures500 “Announcing The Cybersecurity 500 List for Q3 2015”
米調査会社Cybersecurity Ventures社(http://cybersecurityventures.com/ )が発表する、革新的なサイバーセキュリティ業界の注目企業を選ぶ2015年版ランキング。イージー・ソリューションズは総合5位、”Electronic Fraud Protection”セグメントで最上位
http://cybersecurityventures.com/cybersecurity-500/