1. TOP>
  2. ヘルスケア
  3. テラが技術提供していた福島医科大、樹状細胞ワクチン療法にてがん治療開始

テラが技術提供していた福島医科大、樹状細胞ワクチン療法にてがん治療開始

  • feedy

テラ【2191】は、平成26年12月に公立大学法人 福島県立医科大学(所在地:福島県福島市、以下「福島県立医科大学」)と委託契約を締結し、福島県立医科大学附属病院に樹状細胞ワクチン療法の技術・ノウハウの提供を開始していたが、福島県立医科大学附属病院は、「WT1ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法」を胃がん、食道がん、肺がんを対象に先進医療として治療を開始したことを発表した。

福島県立医科大学は、県民の保健・医療・福祉に貢献する医療人の教育及び育成を目的に設立された大学。福島県立医科大学附属病院では先進医療の充実に努めており、新しい診断法や治療法の開発等を行うことで、地域医療の発展に貢献してる。
福島県立医科大学医学部には、平成26年11月よりがん免疫療法の研究を目的とした寄付講座「先端がん免疫治療学講座(寄付者:テラ株式会社)」が開設されている。【※1】樹状細胞ワクチン療法
本来、血液中に数少ない樹状細胞(体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞)を体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがんの目印である物質(がん抗原)の特徴を認識させて体内に戻すことで、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる新しいがん免疫療法。