ニューホライズンキャピタル(以下、「NHC」)が管理運営するニューホライズン 2 号投資事業有限責任組合(NH-2)は、4日、再生支援を目的に統合型 3DCG 作成用ソフトウェア「Shade」の開発、販売を手掛け る Shade3D に投資すると発表した。Shade3D 社の中期事業計画 では2年後をメドに売上高を4億円、営業利益を1億円程度まで引き上げる計画。 NHC は、①「Shade」が初版以来30年の歴史を持つ国産唯一の3DCG ソフトウェアとして現在も広く利用されている、②多数の登録ユーザーが存在し、教育機関の IT 授業教材とし ても広く採用されており、Shade3D 社の破たんは既存ユーザーや教育現場に悪影響を与える 恐れがある、③万全の開発体制が維持され、バージョンアップ、新製品の開発が可能であ る、④3D プリンターが本格的な普及期を迎え、3D プリンティング制御機能の強化によ り「Shade」の利用層拡大が見込める――などの理由から Shade3D 社への投資を決定したもの。NHC は、Shade3D 社の親会社であるTIBANNE(破産手続中)及び関係会社であるMTGOX(破産手続中)の破産管財人との間で Shade3D 社の発行済株式の全部と 債権の全額を譲り受けることで合意した。また、別途増資を引き受け Shade3D 社の資金繰りと新規事業参入による成長を支援する方針。