ヘルスケア関連事業を手がけるベネフィットワン・ヘルスケアでは、国民健康保険組合や健康保険組合に所属する組合員を対象に、糖尿病及び糖尿病性腎症患者の抽出から、予防指導、かかりつけ医への報告等をワンストップで実施する「糖尿病重症化予防プログラム」を2013 年4 月より提供している。
ウェルビーは、糖尿病・高血圧症等の疾患の自己管理を目的に、日々の食事や血圧値等を記録し、生活習慣のログを付けることで病気の治療に役立てるクラウドサービス「Welby(ウェルビー)」を提供しています。また、患者の自己管理に役立てる「Welby モバイルアプリ」、家族・医療従事者と記録情報を共有できる「Welby シェア」等に展開する等、治療・自己管理のための総合的なデジタルプラットフォームを企画・開発・運営をしている。
厚生労働省は2014 年度より、保険者に対して、組合員の健康診断の結果や患者の治療内容が記録されたレセプト(診療報酬明細書)の内容を分析し、効果的な保健事業を実施する「データヘルス計画」の作成とその実施を求めている。それに伴い、同計画の根幹を担う「糖尿病重症化予防」に対する需要が高まっており、ベネフィットワン・ヘルスケアが実施する「糖尿病重症化予防プログラム」の指導実績は、2014 年度約400 件に対し、今年度は既に約2500 件(2015 年7 月末時点)と急増している。
糖尿病重症化予防プログラムをより効果的に実施するため、同プログラム参加者に、糖尿病重症化予防アプリ「ハピルスヘルスダイアリー」を提供する。
プログラム参加者は、糖尿病重症化予防のために設定された「目標行動の達成有無」、「体重や血糖値等の検査値」、「歩数や日々の生活の運動活動量」、「処方された薬の摂取有無」等をスマートフォンやパソコンを通じて簡単に記録管理することができる。
記録したデータは一覧化され、自動的にプログラム参加者の主治医・保健指導員・家族に共有されます。記録を共有された関係者は、記録に基づいたリアルタイムなアドバイスや応援コメントを、プログラム参加者に随時送ることができるため、プログラム参加者の自己管理継続ができる。