近年、モバイルデバイスを業務利用の目的で導入する企業や団体が増えており、私用デバイスを業務にも使用するBYOD(Bring Your Own Device)の取り組みも進んでいる。これに伴い、不正アクセスやなりすましによる情報流出などのセキュリティリスクを回避するために、アクセス元のデバイスが本物であることを認証するクライアント証明書が必須となっている。
さらに、顧客企業や取引先など社内外と業務用として共通のモバイルアプリを導入したり、自社開発したりする企業においては、昨今増加しているモバイルアプリの脆弱性を突いた攻撃から重要機密の漏洩や改ざんなどの被害を防止するためにも、モバイルアプリ自体のセキュリティを強化する必要がある。
こうした中、GMOグローバルサイン社とBluebox Security社は、安全なBYOD環境の実現へ向けてそれぞれの技術の強みを生かし、デバイス認証と業務用モバイルアプリ保護の両面からモバイルアプリ開発会社を総合的にサポートするべく、協業することとなった。
■概要
GMOグローバルサイン社は、デバイス認証によるセキュリティ・ソリューション、Bluebox Security社はモバイルアプリ自体のセキュリティ・ソリューションの提供を主に担う。
モバイルアプリ開発会社は、両社が提供するサービスを組み合わせて利用することで、社内ネットワークへのアクセス権限の管理といったインフラ面から、業務で利用するアプリの保護に至るまで、モバイルアプリ開発におけるすべてのプロセスでセキュリティの強化が図れる。