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オークファン、ドリームインキュベータから流通・製造業の資産流動化事業会社の全株式取得子会社化

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オークファン【3674】は、ドリームインキュベータより、流通・製造業の 資産を流動化するアセットリクイデーション事業を運営する株式会社リバリュー(以下、RV 社)の全株式を取得し子会社化すると発表した。

■株式の取得の理由
オークファンは、国内最大級のショッピング・オークションの相場検索サイト「aucfan.com」を運営し、これまで創業 以来 7 年連続増収と順調な成長を遂げている。今後より一層の成長を果たすために、昨年、BtoB マーケットプレイスである株式会社NETSEA(以下、NETSEA)を取得した結果、これまでの B to C、C to C の価格情報提供事業に加え、よりマーケットサイズの大きなB to B 市場を取り込み、さらに市場参加者に対する取引プラットフォームを提供できるようになった。 今後は、Fintech 分野にも本格的に進出を検討するなど周辺事業までを幅広く展開するために、積極的な投資を 行うことを宣言しているが、今回の RV社の子会社化は、こうした BtoB市場の戦略において極めて重要な投資となるとしている。
RV 社は、企業が持つ返品・余剰品などの在庫を適正価格により流動化し、透明性あるマーケットプレイスを提供しており、ネット通販の拡大等の事業環境変化を背景に、EC サイトだけでなく、一般小売、卸、メー カー等、 各業態の荷主企業様にとっても、返品物流や余剰在庫が増加する傾向にある中で、資産流動化(アセットリクイデーション)に関して、マーケティング、財務、オペレーション等のあらゆる観点から総合的なアドバイスを提供し、流動化の実行までをサポートしている。 前述の NETSEA がいわばプロ間の自由取引市場としての特性を有している一方、RV 社は自己売買で在庫のブロッ クトレーディングをする特性を有している。 さらに、適正なプライシング、豊富な流動化ネットワーク、検査・検品 ノウハウを保有することで、以下のよ うな様々なサービスを展開している。
・リバリューBtoB モール( http://b2b.revalue.jp/top/guide )等を通じた、在庫流動化サービス
・「トレンドナビ」(http://trendnavi.revalue.jp/)等、 価格情報提供機能による、在庫の適正なプライシン グの算定サービス
・返品物流センター・検品センター、在庫関連コンサルティングサービスなどの付加サービス
・海外の事業パートナーと連携した、海外輸出展開サポート等
また、アセットリクイデーションの豊富な経験・実績に加え、世界有数のアセットリクイデーターである米国企業とのパートナーシップを通じて、日本トップクラスの余剰在庫・滞留在庫の処分・買取ノウハウを蓄積している。

■既存事業との相乗効果
オークファン及び NETSEA との下記の相乗効果を生み出すことで、既存事業の成長と新規ビジネスを生み出していく。
① オークファンは、「aucfan.com」の有料会員など巨大なバイヤーネットワークを有しており、新たな仕入れ先として「リバリューBtoB モール」が見込める。また、メディア運営を通じて蓄積された BtoC,CtoC の 価格データ及びビッグデータ解析技術を「トレンドナビ」に生かすことで、企業が持つ在庫の適正なプラ イシングの算定の精度向上が実現する。結果、流通・製造業の資産をより流動化し、資産効率の向上に貢献できる。また、将来的には企業在庫を担保とした融資(Asset Based Lending)等、Fintech 分野にも 本格的に進出する方針であるとしている。
② NETSEA は、RV 社と相互の顧客やリソース共有により経営基盤が大きく強化。商材を持つサプライヤーが、在庫や卸の形態により、「NETSEA」「リバリューBtoB モール」の両プラットフォームを使い分ける ことができる。新品商品の常設的な卸はNETSEAによる直販、一方返品や余剰在庫は RV 社が受発注の形で買い取り、自社のモールで販売する。また、バイヤーネットワークも共通化することで、より流通額が上がり、多様な商品が国内・海外に供給されるようになる。