予約台帳アプリのトレタ、アイスタイルなどから総額3億円の資金調達実施

トレタはこのたび、アイスタイル・伊藤忠商事・電通デジタル・ホールディングスが運営する電通デジタル投資事業有限責任組合の3社を引受先とした第三者割当増資より、総額3億円の資金調達を完了したと発表した。

トレタが提供する飲食店向け予約／顧客台帳サービスの「トレタ」は、2013年12月のサービスリリース以来、急激に導入店舗数が伸長しており、2016年2月現在で登録店舗数は4,900以上にのぼる。この登録店舗数は前年同月の約1.8倍で、サービス利用継続率も99％を超えている。また、累計予約件数は約665万件、人数にして約3,400万人分の予約が登録されているなど、拡大を続ける予約管理サービス市場の中でも際立った成長を続けている。

トレタは今回の資金調達により、将来に向けて事業基盤の強化を図っていくとしている。伊藤忠商事とは、同社関連会社である株式会社ベルシステム24と飲食店の予約業務代行サービスにおける協業を計画しているほか、伊藤忠商事の海外ネットワークを活用し、台湾最大手の電気通信事業者である中華電信股分(※)有限公司(本社：中華民国 台北市、董事長：蔡 力行)との営業提携を検討している。このような業務提携を通じて、国内・海外両面におけるトレタの展開を加速させ、大企業×ベンチャーのシナジー効果を最大限に発揮していく計画。

また、今回の調達に伴い、経営体制の強化を目的として、株式会社キャンバス 取締役の加登住 眞が監査役(非常勤)に就任した。

(※)正しくは「にんべんに分」

■加登住 眞(かとずみ・まこと)の略歴
株式会社キャンバス(東証マザーズ 4575) 取締役最高財務責任者
1987年4月　日本合同ファイナンス株式会社(現株式会社ジャフコ)入社
2000年4月　エムビーエルベンチャーキャピタル株式会社 取締役就任
2000年9月　株式会社キャンバス 社外取締役(2005年9月から取締役CFO、現任）