近年、無人航空機の有効利用は極めて重要であり、さまざまな取り組みが行われている。このシステムの開発は、無人航空機を有効利用する上で、学術的、工学的にも極めて重要であると考えられる。今後は、更なる性能・信頼性向上のために現場での実証試験を行うことが必須であるが、危険を伴う高所での点検や橋の下やトンネルの中の点検などの作業をするにあたり、本研究で開発した非 GPS 環境下で安定した飛行を行う無人航空機による高所・危険作業現場での精密点検が可能になることにより、安全作業をする上で無人航空機の社会的有効利用に拍車がかかることが期待されるとしている。