世界最大級のビジネス&テクノロジーカンファレンス『Oracle OpenWorld 2016 San Francisco』 (主催:オラクル・コーポレーション)にて、日本企業で2社目となる『Oracle Sustainability Innovation Award』を受賞した。
評価されたサービスは、『瀬戸内カレン』という香川県小豆郡土庄町豊島において展開されているパーソナルモビリティのレンタルサービス事業。
パーソナルモビリティとして電動二輪車「Honda EV-neo(イーブイ・ネオ)」を採用し、ソフトバンクの移動体通信網につながる車載機を搭載している。
これによりパーソナルモビリティの位置情報をリアルタイムに把握して可視化でき、運転状況を中央管制センターにて監視する仕組みも備え、急発進や急ブレーキ、コースアウトなど運転が適正に行われていないことを自動で検知する。
また、充電インフラとしてソフトバンクが開発した充電・認証システム『ユビ電』を活用している。
『ユビ電』とは、独自の個体認識技術を用いて、プラグを挿すだけで被充電体の識別子を読み取って認証し、クラウドシステムと連携して何にどれだけ電気が使われているかなどのエネルギー利用情報が把握可能な、次世代エネルギーライフスタイルを実現するソリューション。
普通の電源アウトレットに簡単な仕組みを付加することで認証技術を実装でき、電気エネルギー利用のコントロールドオープンな環境を提供する。
以下、受賞理由
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大気、環境汚染の拡大を留める上で、EVの可能性は誰もが認めるところである一方、充電環境、基盤の拡充がないとEVの普及は広がらないと懸念されています。その中で、普通のコンセントさえあれば、設置可能な『ユビ電』は、あらゆる場所を充電スポットとして活用することを可能にする他、各車両の電気エネルギー、位置情報、島の3Dモデルから算出した位置エネルギーを合算し、島内の経路情報にてらしあわせることでバイクの走行可能エリアをとらえます。そして、バイクの移動に合わせて同エリアを動的に計算することで、港に帰着できなくなる人を検知する機能が評価されました。
この機能にはOracle IoT Cloudのストリーミング処理技術がいかされています。
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