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イーソル、POSIX仕様準拠スケーラブルリアルタイムOS「eMCOSPOSIX」をリリース

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イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏)は、シングルコアからマルチ・メニーコアまでをスケーラブルにサポートする世界初の商用リアルタイムOS「eMCOS」のPOSIX仕様準拠プロファイル「eMCOS POSIX」をリリースしたことを発表した。

人工知能(AI)やディープラーニングを含むコンピュータビジョン技術を利用した、自動運転システムや先進運転支援システム(ADAS)、インダストリアルIoTなど、高いコンピューティングパワーを要し、自律分散型で動作する組込みシステムで、優れたリアルタイム性と信頼性を実現した。

eMCOS本体は、一つのカーネルで複数のコアを扱う従来のリアルタイムOSと異なり、すべての各コアにマイクロカーネルを配置する分散型マイクロカーネルアーキテクチャを採用。
これにより、コア数の違いに加え、オンチップフラッシュマイコンやGPU、FPGAなどアーキテクチャが異なるヘテロジニアスなハードウェア構成をサポートするスケーラビリティを実現している。

eMCOSは、eMCOS POSIXに加え、AUTOSAR仕様準拠プロファイル「eMCOS AUTOSAR」をはじめとする各種プロファイルで構成している。システムのニーズに合わせてプロファイルを選択し、別のプロセッサで動作するPOSIXアプリケーションとAUTOSARアプリケーションを分散システムとして構築することも容易となり、組込みシステムで数多く採用されている各種ARMコアをはじめ、Kalray社のMPPAR-256、ルネサス エレクトロニクス社のRH850シリーズに対応。
プロセッサのアーキテクチャや命令セットを限定しないため、今後これ以外のプロセッサもサポートしていく予定となる。