三井物産はこうしたニーズをタイムリーに捉え、AIコアテクノロジーを保有するGRID社と資本提携を行うことで、産業向けIoTソリューション事業の取り組みを一段と強化していく。
GRID社は社会インフラ分野をはじめ、様々な分野で課題解決の実績を積み上げている日本でも有数のAIベンチャー企業であり、自社開発した機械学習・深層学習フレームワーク”ReNom”を用いて、幅広い産業における機器設備の稼働状態を監視し、保全コストを計画的に最適化する状態基準保全、運転最適化、故障予兆検知などのソリューションに必要なコアテクノロジーを提供している。
三井物産は2016年4月に産業向けIoTデータ管理ソフトウェアの開発・販売においてグローバルリーディング企業である米国のOSIsoft, LLC.に出資参画し、様々なパートナー企業とOSIsoft社が開発したソフトウェア”PI System”のデータを活用したIoTソリューションの構築に取り組んでいる。
三井物産はOSIsoft社のIoTデータ管理ソフトウェア“PI System”とGRID社の“ReNom”を組み合わせることによって、三井物産グループが保有する幅広い産業の事業資産やパートナー・重要顧客の課題を解決するIoTソリューションを構築・提案し、オペレーションの効率化や新たな事業モデルの構築を積極的に推進していく。