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日立製作所、空気圧縮機メーカーを買収する契約を締結し、北米の産業ビジネスに本格参入

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株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区 執行役社長兼CEO:東原敏昭)とAccudyne Industries(CEO:Charles Treadway)は、4月25日にアキュダイン社の子会社および保有資産で運営され、Sullair ブランドの空気圧縮機の製造・販売を手がけるSullair事業を日立が買収する契約を締結した。

日立は、進化した社会イノベーション事業でお客さまとの協創を加速させ「IoT時代のイノベーションパートナー」となることをめざし、2016年4月より、フロント・プラットフォーム・プロダクトから成るマーケットドリブンな事業体制を導入しており、フロントが、IoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」をコアに、デジタル技術を活用した社会イノベーション事業を迅速・効率的に提供することで、お客さまと共に新たな価値を創造している。

今回の買収により日立は、サルエアーの北米地域を中心としたグローバルな販売ネットワークを獲得し、サルエアーの顧客に、日立が長年培ってきたIT×OTのノウハウを活用したデジタルソリューションや、IoT対応プロダクトを提供して社会イノベーション事業のグローバル展開を加速させる。

プロダクト事業で日立は、「幅広い産業ニーズに応える『強いプロダクト事業』の確立」をめざし、2015年5月に日立の産業機器事業を統合したインダストリアルプロダクツビジネスユニット(CEO:青木優和)を立上げ、中小型の産業機器事業を手がける株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷豊)と一体となったプロダクト事業を展開している。
特に空気圧縮機事業を重点事業として位置づけ、日本およびアジアを中心に高品質かつ高効率なプロダクトを提供し、サルエアーの製品群に、補完関係がある日立製品を加え、北米地域を中心としたグローバルな販売ネットワークを活用し、空気圧縮機事業の拡大を図っている。

サルエアーは、1965年の創業以来、信頼性を武器とした幅広い空気圧縮機製品をグローバルに販売している。
特に北米地域を中心とした強固な販売ネットワークと顧客基盤を確立しており、アキュダイン社が日立を選択したのは、日本およびアジアに販売網を有して相互補完の関係にあり、サルエアーが長期的な成功を収めるためのベストパートナーと判断し、日立への売却はサルエアーとその従業員にとってもベストな選択である。