以降13か月で16社の自動車メーカーやTier1企業(自動車メーカーに直接部品を供給する企業)で PoCが行われているほか、数多くの企業から問い合わせを受けており、同社としては、投資によりKaramba社と成長を共有し、5月15日に発表した『中期経営計画 2020年度営業利益6倍を計画 (2016年度比) 』における、2020年度の売上150億円、営業利益20億円を盤石にする仕組みの1つとして、新たな巨大セキュリティ需要を取り込んでいく。
Karamba社のAutonomousセキュリティ製品である「Carwall」、「IoTwall」は、 コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐセキュリティソリューションである。
IoT機器の製造過程で電子制御ユニット(ECU)そのものにセキュリティ設定を施し、シグネチャのアップデートを行うことなく、攻撃を防ぐことが可能となる。
工場出荷時の設定を自動的に学習し、その設定に沿わない振る舞いを検知、 防止するためのセキュリティポリシーを自動生成し、保護対象製品のライフサイクルに 行きわたるゼロデイ保護をリアルタイムに提供可能である。
このセキュリティ機能は自動車業界に 限定された技術ではなく、IoT、医療機器やドローンなどのコントローラにより制御されるアーキテクチャ への適用も可能であり、この商品コンセプトの優位性から、Frost & Sullivan社より自動車業界における新商品イノベーション部門においてBest Practices Awardを受賞、Forbes Israelの2016 Top10 Security Ventureに選出されるなど、その技術と先進性が注目されている。
アズジェントは、Karamba社と2016年11月に販売契約を締結し、国内市場への 販売提案活動を行う国内唯一のディストリビュータです。今回の投資はシリーズBとなり、同社はU.S.$1 mil.を投資し、Karamba社は研究開発、カスタマサポート、営業を拡張するために利用している。
アズジェントは、米国やイスラエルの有力VCと共に投資をすることで、今後もKaramba社と共同で日本の 自動車業界およびIoT市場に 自動・自立型セキュリティ技術を提供するための提案活動を行っていく。