オンキヨー、ネインとAIにつながるヒアラブルデバイス市場における商品共同開発

オンキヨーグループは、音声認識を中心としたＡＩ技術に対応するスマートスピーカーをはじめ、高いオーディオ技術と他社技術を融合させ、ＩｏＴ時代を見据えた次世代製品の開発を積極的に行い、新市場の開拓を推進している。

一方、ネインは各種メディアにて取り上げられ、クラウドファンディングでも成功している現在注目のベンチャー企業であり、2014年11月に大手メーカーで10年以上車載機器開発に携わってきたメンバーを中心となって設立、企画からデザイン、回路設計、組み込み、アプリ、クラウドソフトウェア開発をすべて自社で行うことで高効率、ハイスピードなモノづくりを進めている。

ネインが開発した、安全で快適な“ながらスマホ”を可能とするイヤホンは、同社開発のAndroidアプリ「APlay」に連携することで、高音質コーデック対応で音楽を楽しみながら、音声アシスタントによりユーザーの必要な情報を読み上げる。カレンダー、天気、路線情報、ニュース、Twitterなどのリアルタイム情報、LINE、Facebookメッセンジャー、SMSなどのメッセージなどテキスト通知と連携することができ、一部メッセンジャーアプリでは移動しながら音声認識を使いダイレクトで返信が可能であり、市場では高評価を得ている。ネインは自社ブランドでの企画開発を行う一方、「APlay」をはじめとするヒアラブル技術の多方面でのさらなる活用をグローバル市場で図る意向がある。

今回、こうした両社の認識を踏まえ、双方のもつ強みを活かし、AIとつながるヒアラブルデバイス市場における商品共同開発を検討することに関して基本合意に至った。