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モーションリブ、力触覚を伝える「リアルハプティクス」技術、産業化へ向け資金調達

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慶應義塾大学発ベンチャーとして、同大学ハプティクス研究センターの保有する、「力触覚を機械にもたらし、伝送する技術」であるリアルハプティクス技術の産業界への実装を目指して立ち上げたモーションリブ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役CEO:溝口貴弘)は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(本店:東京都港区、代表取締役社長;山岸広太郎 )を引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。
モーションリブ株式会社では本増資をもとに、リアルハプティクス技術を容易に搭載するためのチップを提供する体制を年内に立ち上げる予定である。

モーションリブ株式会社は、慶應義塾大学のハプティクス研究センターで研究を進めてきたリアルハプティクス技術が産業化のフェーズを迎えたため、本技術の産業界への実装を早期に実現させるために設立したベンチャーである。同研究センターでは、次世代の社会をより豊かで明るく繁栄させるために、機械が人を優しく支援し、人と機械が協働する未来を作る事を目指してこれまで研究開発を推進してきた。

普段生活する上ではあまり意識しないが、私たちはものに触る/握る/持つとき、力加減を絶え間なく行っている。 これは “力触覚” という生物の根源的な感覚であり、物理的なインタラクションを伴う作業には欠かせない能力である。 機械が人間の生活空間で協働するためには、機械も力触覚を備え、人間のようにときには力強く、ときには柔らかく触る機能が必要となる。

人口減や高齢化が進むことでおとずれる超成熟社会において、人手不足は重要な社会的問題となっている。今回の増資は、リアルハプティクス技術により、機械に優しい力加減を備え人間と同じ力触覚を持たせられるようになることが、人手不足を解決する有効な手段になりうるとして、技術の社会的意義を評価され実施に至った。