MTESは、IoTとLoRa技術による「非接触のバイタルチェックシステムおよび異常認知監視カメラなど(以下、本システム)」を開発して、今回の実証実験に活用する。非接触バイタルチェックデバイスにより、脈、体の動き、呼吸などを身体的負担なしで計測が可能になる。データはLoRa技術によりリアルタイムで計測され、職員の労働負荷低減につながる。
■本システムの実証実験概要
1. ベッドへの非接触バイタルチェックデバイス設置による24時間見守り
2. 異常認知時のみに撮影するカメラの稼働
3. ドア、窓へのセンサー設置による入退室状況の見守り
4. 上記、異常時にお知らせするナースコールとの連携
5. 本システムのセキュリティー性能と各システムの接続確実性
※2~5は随時、実証実験を予定
今回の実証実験で、施設利用者の健康管理や安全を強化するなどサービスを向上させるとともに、施設職員の負担軽減の実現を目指す。
また、無線通信規格“LPWA”の1種であるLoRa技術の有用性を検証することにより、スマートロック導入や物件駐車場の遠隔管理など、全国約57万戸を展開する同社賃貸住宅のさらなるIoT化に向けた技術開発を推進していく。