このデバイスは温度や位置情報などの通信が可能で、火災現場や消防本部などの管理システムに消防隊員のデータをリアルタイムで送信する仕組みを有している。センシングデバイスから管理システムに送信された消防隊員のデータは収集・解析され、深部体温の予測による熱中症リスク警報の発信など、消防隊員の安全管理に活用される。「スマート消防服」は、10月11日から東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2017」において、帝人が運営するブース(No.4A23)に展示される。同社は、中期経営計画(2017年4月から2020年3月)において、「成長の追求」を方針に掲げ、「AIやIoTを活用したビジネス展開」を進めている。これまで、重点事業のヘルスケア事業において非接触型センサーを活用した介護業界向けの見守りサービスを開始したほか、IoTを活用した認知症ケアサポートシステムの開発に取り組んでいる。今後もAIやIoTなどの最新のIT技術を活用し、関係先との共創を進め、価値あるITサービスを提供していく。