「Visual M2M Automotive Pro」は、自動車開発、自動車関連技術開発におけるデータ収集、可視化、分析、機械学習などのデータサイエンスワークフローを包括的に支援するクラウドサービスパッケージ。自動車の制御信号であるCAN(Controller Area Network)を標準サポートするほか、動画や音声などのメディアデータをはじめ、自動運転やADAS(Advanced driver-assistance systems)の技術開発に欠かせないLIDAR (Light Detection And Ranging)、ミリ波レーダー、高精度GPSなど様々なセンサーデータを扱うことができる。パッケージはクラウドサービスサーバー「Visual M2M Cloud Server」を中心に、車両データを自動収集・送信する車載ターミナル「Terminal System」およびデータの可視化を実現するブラウザアプリケーション「Data Visualizer」で構成される。Terminal Systemで収集されるデータは自動的にVisual M2M Cloud Serverのデータベースに収容され、即座にData Visualizerで可視化・分析することができる。Data Visualizerはバイナリデータやテキストデータなどの様々なデータ形式に対応しており、グラフタメーター、ヒストグラム、散布図、2D/3Dモデルなどのビジュアルパーツでデータを多角的に可視化。ダッシュボードはドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で作成できるほか、CANデータベースファイル(DBC)をローカルPC上でインポートすることによる物理値変換ができるため、データの秘匿性も確保される。