今回のツアーでは、WHILLを利用することで、これまでバリアフリーデスクが抱えていた車イスを利用したツアーの課題を軽減することで、旅行を諦めていた方や行きたくても行けなかった場所がある方にも旅の楽しめるという。
WHILLとは、スマートな移動を実現する、一人乗りの移動機器で、車いすを利用の人も、そうでない人も乗ることができ、独自に開発された24個の小さなタイヤで構成される前輪タイヤにより、幅60cmのコンパクトな車体は後輪を中心にその場で360°回転することができる。また、パワフルな四輪駆動なので7.5cmの段差も乗り越えることができ、細い路地、砂利道、芝生、でこぼこ道などの走行も可能で、操作も簡単なことから、最近では複合施設や大型ショッピングモールなどでも導入さているという。
H.I.S. バリアフリーデスクでは、通常の車イスでは行きにくい場所を中心にWHILLを利用したモニターバスツアーを3商品用意した。各コース先着4台においては、WHILLを無料でのレンタルできる。限定台数を超えた場合であっても特別価格 1台15,000円でもレンタルプランを用意。例えば、これまでは車イスでの観光が困難な場所でも、WHILLを利用することで、車イス利用者が長距離でも自分で移動することができ、介助者への負担も大幅に軽減することが可能になった。また、紅葉のベストシーズンに伊豆・修善寺を訪れるツアーでは、有名なもみじ林が急な上り坂にあったり、福島の桃源郷・花見山公園へ行くツアーでは、見どころである花見山公園内にアップダウンがあるなど、こちらも通常車イスでは観光が困難な場所ですが、WHILLを利用することで楽に観光を楽しめる。