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新素材「LIMEX」を開発するTBM、総額31.2億円の資金調達を実施

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石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役 CEO:山﨑敦義)は、伊藤忠商事株式会社ゴールドマン・サックス新生企業投資株式会社大日本印刷株式会社ディップ株式会社凸版印刷株式会社フランスベッドホールディングス株式会社三菱鉛筆株式会社に対して第三者割当増資を実施したことを発表した。

TBMは、2015年に経済産業省の支援を受けて、新素材LIMEXを生産する第1号プラント(宮城県白石市)を完成。これまでLIMEX製品の実用化に向けて大手事業会社との共同開発やパートナーシップを強化し、3,000社を超える企業にLIMEX製品の導入を進めてきた。

また、世界各地でLIMEXの工場設立に向けた協議を進めており、ブリュッセルで開催されたBrussels SDG Summit 2018においては、パートナーに認定され、LIMEXの劣化やロスの少ないリサイクル性能の高さを活かし、シート状のものから射出成型品をつくる「LIMEX のアップサイクル」を紹介、価格の安い石灰石を主原料に一部の生分解性樹脂から構成される「生分解性 LIMEX」の開発を発表した。

今回の第三者割当増資により、国内における生産量拡大および商品競争力強化のための量産工場の立ち上げ、海外での事業展開を加速するためのマーケティングや人材採用及び研究開発や共同開発に対する積極的な投資を実施し、また割当先の事業会社各社と連携することでシナジーを創出、LIMEX製品の共同開発やマーケティング、並びに海外展開における連携を図っていく。