この指標はRAMI 4.0フレームワークを参考に作成され、21人の学識者や業界の専門家からなる諮問会議によって検証された。また技術的な厳密さと使いやすさを両立させるため、シンガポールの中小企業と多国籍企業の双方で検証され、シンガポール政府機関の支援も受けている。
EDBのリム・コックキアン副次官(産業グループ、エンジニアリング担当)は「この指標は、Industry 4.0に参加し、利益を得るための共通の枠組みをあらゆる企業に提供します。多くの企業がテクノロジーばかりを優先する中、テクノロジーと併せて人とプロセスについて考えることで、企業はIndustry 4.0の可能性を最大限に引き出すことができるのです」と述べている。
またTÜV SÜD会長のアクセル・ステプケン工学博士は「この指標は製造業に対し、Industry 4.0が意味することや、企業がどのように自身の変革を推進していくべきかについての明確な方向付けを行っています。国家規模での産業変革のために政府によって開発された世界初のIndustry 4.0ツールであり、その他のグローバルな製造イニシアチブとも強く連携しているため、将来的な製造業のグローバルスタンダードとなり得るものです」 とコメントしている。