さまざまなWebコンテンツや企画を手がける面白法人カヤック。カヤックの企画はすべて「ブレスト」から生まれています。そんなカヤックの発想法を、今回初めてカードゲームにしました。
「ブレスト」とは、複数人でアイデアを出し合う会議手法のこと。カヤックの「ブレストカード」を使えば、カヤックのクリエイターたちと同じようなフローで、楽しみながらアイデアを出すことができます。ビジネスの現場での会議や発想の訓練にはもちろん、チームワークの向上や頭の体操にも有効です。
「ブレストカード」には、イラスト入りのカード100枚、他人のアイデアへの「乗っかり力」を高めるための「乗っかりチップ」7個が入っています。
ブレストにおいて、面白法人カヤックが大事にしていることは、大きく2つあります。アイデアの質より量を重視すること、そして、他人のアイデアに乗っかることです。ブレストカードでは、この2つの原則がルールに組み込まれています。イラストからアイデアを連想する「発想力」と他人のアイデアを膨らませる「乗っかり力」を駆使してアイデアをたくさん出すことができます。
アイデアの数を出し、互いに高めていくプロセスを通じて、企画力やクリエイティビティだけでなく、チームワークを高めることにつながっていきます。
今回、導入が決定している聖光学院中学校高等学校では、生徒同士が「ブレストカード」を使って、新商品企画のブレストに挑戦しました。
最近、授業で喫煙問題を取り上げたことから、これまでなかった「新しいタバコ」の商品企画をテーマに取り上げることに。カードをめくりながら、イラストと関連したアイデアをその場で発表。良いと思ったアイデアに「乗っかりチップ」を置き、アイデアの質をさらに高めるためのアイデアを即興でぶつけていきます。
イラストをきっかけに「食べられるタバコ」「好きなフレーバーをつけられるタバコ」「少子化を解決するタバコ」など、たくさんのアイデアで白熱。参加した生徒からは、「ゲーム感覚でブレストができる」「引いた瞬間に考えてアイデアを出していくので、いい意味で頭を使って、鍛えられた」「引き込まれるし、アイデアがどんどん湧いてくる」などの感想が寄せられました。
英語科の佐藤貴明先生は、以下のように語っています。
「ブレストは、これまで授業やディベート同好会の活動でも実施していましたが、カヤックのブレストカードは、楽しんでブレストできるところがいいですね。ゲームとして遊びながら、ブレスト的な思考法が自然に身についていく。
聖光学院はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されて、探求学習というプログラムが始まったところです。自分でテーマ設定をして、そのテーマについて探求して発表するというものですが、自分のテーマを見つけるのは、なかなか大変です。こうしたブレストカードを使うことで、ちょっと違う角度から日常を見てみる。それが探求するテーマにつながっていくんじゃないかと思います」
11月8日よりAmazonで発売開始。カヤック社員がブレスト手法やテクニックをレクチャーするワークショップも受付中です。
▼「ブレストカード」
対象年齢:10歳以上
プレイヤー数: 4〜7人
公式サイト:http://brainstorming.kayac.com/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B076KC54VF
▼「ブレストカード」導入実績
経済産業省
サントリー株式会社
聖光学院中学校高等学校
沼田晶弘先生(国立大学法人 東京学芸大学附属世田谷小学校教諭)
パーソルキャリア株式会社
パナソニック株式会社
ヤマハ株式会社
横浜市立大学
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