一方で、ヘルスケア領域での事業展開は、特に医療ではテストフィールドを見つけることが難しい状況がある。例えば、いくつもの法令で制限され、地域の医療を守る病院に対して、β版のプロダクトをテスト導入しながら事業開発を進めることは困難で、テストフィールドが無いが故に製品やサービスの改善PDCAが廻らず、事業拡張に苦戦しているベンチャーが散見される。
社会保障費削減や医療介護の質の向上を図るためには、イノベーションの果たす役割は大きく、特に医療業界以外のプレイヤーによる新たな視点からの製品やサービスは、医療介護の発展に欠かせない重要な要素の1つであると考えられますが、ベンチャー企業のヘルスケア領域に対する知識やネットワークの未成熟さも相まってイノベーションが進みにくい構造が存在している。
このような構造の打ち破り、ヘルスケアセクターで必要とされる有望な事業を創造するためキャピタルメディカ・ベンチャーズを設立した。
キャピタルメディカが経営支援する全国22ヶ所の病院と14ヵ所の高齢者施設をフィールドとして活用し、事業のPDCAサイクルを加速化させることによって、投資先ベンチャー企業と共にヘルスケア領域でのイノベーション推進に貢献していくとしている。
■設立会社の概要
名 称 : 株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ
所在地 : 東京都港区虎ノ門1丁目2-3 虎ノ門清和ビル10 階
代 表 者 : 代表取締役 青木 武士
事業内容 : ヘルスケア領域のベンチャー投資/セミナー・勉強会の開催/経営支援
資本金 : 1,000万円 (株式会社キャピタルメディカ100%)
運用資金 : 30億円(小規模からスタートし、市況と事業進捗に応じて規模を広げます)
ホームページ: http://capimedi.com/support/venture_capital/