1. TOP>
  2. AI・人工知能
  3. 日本電気、FiNCとヘルスケア領域で協業を開始 AIを活用したサービスを共同開発

日本電気、FiNCとヘルスケア領域で協業を開始AIを活用したサービスを共同開発

  • feedy

日本電気株式会社(本社:東京都港区 代表取締役執行役員社長兼CEO:新野 隆)と株式会社FiNC(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:溝口勇児)は、ヘルスケア領域で協業を開始したことを発表した。

NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」とFiNCの法人向けウェルネスサービス「FiNC for Business」とAI技術を組み合わせ、新たな企業向けウェルネス・ソリューションの共同開発を行った。本ソリューションは2018年の提供開始に向けて、2017年6月から6か月間、NEC社内で実証実験を行う。

本ソリューションは、企業内で従業員の健康状態を把握するために、カメラやウェアラブル端末などのIoTデバイスにより、人の表情、声音、脈拍や体温などの生体情報を取得し、「FiNC for Business」のアプリケーションに蓄積された食事や運動等のライフログデータと組み合わせてAI技術で可視化・分析し、従業員がデータ入力を行うことなく、従来の定期健康診断では困難だった健康状態の日々の変化や健康リスクを捉え、より早い段階での気づきや健康促進に関するタイムリーなアドバイスを行う。

昨今、経済産業省・東京証券取引所が共同で進める「健康経営優良法人(健康経営銘柄)」 に代表される「健康経営」が注目され、企業は従業員の健康管理に積極的に取り組み始めており、こうした健康投資は、従業員の活力・生産性の向上など組織を活性化し、業績や株価の向上につながると期待されている。

NECはこれまで、従業員の健康増進のため、定期健康診断のデータ分析結果に基づく健康促進施策を日本電気健康保険組合と共同で行ってきた。2016年度からは最先端AI技術群「NEC the WISE」を活用して、生活習慣病予備群を抽出することで、より高度な疾病予防に努めており、FiNCは2014年から、企業向けにスマートフォンを利用して食事・運動・休養といった生活習慣の改善を働き掛け、さらに従業員の健康状態・健康リスクを統計分析し可視化することができるウェルネスサービス「FiNC for Business」を提供している。