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ソニー、電子お薬手帳サービスharmo「医薬品に関する緊急安全性情報・安全性速報」の配信サービスを開始

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ソニー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:平井一夫)は、電子お薬手帳サービスharmo(ハルモ)において、「医薬品に関する緊急安全性情報・安全性速報」に関する患者向け情報の無償配信サービスを5月より開始することを発表した。

今回のサービスは、厚生労働省より医薬品の安全対策措置に関わる緊急安全性情報・安全性速報が発信された際に、対象となる薬が調剤された患者のみを抽出し、患者のスマートフォンに対して、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のウェブサイトに掲載された患者向けの該当情報を通知し、注意喚起を促すことを目的とするサービスである。
今回のサービスにより患者は自身が服用している薬に関する情報をタイムリーかつ正確に把握することができ、医療機関・薬局等に相談をする等の対応が迅速に取れることが可能となる。

harmoはソニーが独自開発した情報分離技術を基礎とする、個人情報に配慮したクラウドシステムによりサービスを運営しており、患者の氏名などの個人情報は専用のICカードやスマホアプリに、また調剤された薬剤情報などのデータはクラウドサーバーに、各々暗号化のうえ、分離して保存している。
今回の配信サービスは、このharmoのシステムを活用して、患者氏名などの個人情報を含まないクラウド上の情報から特定の条件を満たす利用者を抽出して、利用者に直接情報の通知を行うものである。
情報通知者もソニーも、患者の名前や電話番号、メールアドレスなどの情報を取得することなく配信サービスを運用できることが大きな特長となっており、ソニーは今後このシステムを利用して、様々な情報配信を展開していく予定である。