今回のサービスにより患者は自身が服用している薬に関する情報をタイムリーかつ正確に把握することができ、医療機関・薬局等に相談をする等の対応が迅速に取れることが可能となる。
harmoはソニーが独自開発した情報分離技術を基礎とする、個人情報に配慮したクラウドシステムによりサービスを運営しており、患者の氏名などの個人情報は専用のICカードやスマホアプリに、また調剤された薬剤情報などのデータはクラウドサーバーに、各々暗号化のうえ、分離して保存している。
今回の配信サービスは、このharmoのシステムを活用して、患者氏名などの個人情報を含まないクラウド上の情報から特定の条件を満たす利用者を抽出して、利用者に直接情報の通知を行うものである。
情報通知者もソニーも、患者の名前や電話番号、メールアドレスなどの情報を取得することなく配信サービスを運用できることが大きな特長となっており、ソニーは今後このシステムを利用して、様々な情報配信を展開していく予定である。