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ヒューマンライフコードと東京大学医科学研究所、臍帯由来間葉系幹細胞を活用した共同研究

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株式会社日本トリム(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森澤紳勝)のグループ会社であるヒューマンライフコード株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:原田雅充)は、東京大学 医科学研究所(所長:村上善則、以下「東大医科研」)と、同種臍帯由来間葉系細胞を用いた共同研究に関する契約を締結したことを発表した。

同種臍帯由来間葉系細胞は、同附属病院セルプロセッシング・輸血部准教授(部長)の長村登紀子医師らにより研究され、国産の再生医療等製品として製品化が進められている細胞である。

本製剤は、
1.国内ドナー由来であることから安全性に関して追跡できる可能性が高いこと
2.臍帯採取にあたり、ドナーへの身体的負担がないこと
3.抗原性が低く同種移植が可能で汎用性があること
4.製造にかかわるコストも抑えられる

というメリットを有している。既にPMDA との薬事戦略相談にて治験に関しても概ね合意を得ており、2017年度内には重症急性移植片対宿主病(GVHD)を有する患者を対象に、医師主導治験を開始する予定となっている。本契約締結により、ヒューマンライフコードは東大医科研と共同し、治療ニーズを未だ満たしていない血液腫瘍領域における希少疾患への適応拡大を検討する研究を推進していく。

■東京大学 医科学研究所について
1892年に北里柴三郎先生により設立された伝染病研究所を前身とし、附属病院を持つわが国随一の医学・生命科学のための附置研究所。本年、創立125周年を迎える。感染症、がん、免疫疾患などの疾患を対象とし「ベンチからベッドへ」そして「ベッドからベンチへ」と基礎・臨床双方向研究の成果を医療に直結させることを使命としている。北里先生の「実学」重視の伝統を継承し、最先端基礎研究を通して、ゲノム医科学、抗体医薬/粘膜ワクチンの開発、遺伝子治療、再生医療など、次世代医療実現化に 向けた先導的研究が展開されている。

■ヒューマンライフコードについて
ヒト組織由来の幹細胞を有効活用し、治療ニーズを満たしていない炎症性疾患・組織傷害を持つ患者に対して、幹細胞治療という新たな治療選択肢をお届けすることを使命として、2017年4月に設立した会社である。国内外のアカデミア・事業会社との戦略的提携を通じ、高品質かつ安全な国産の再生医療等製品を安定供給できる体制を構築し、再生修復医療の産業化に貢献する。