今回の連携により、9月11日から、グンゼ社ががん患者のQOL(クオリティ オブ ライフ)向上を目的に開発した、低刺激インナー「MediCure(メディキュア)」ブランドの商品を、アデランス社が運営する病院内ヘアサロン10店舗にて取扱いを開始する。グンゼ社が「メディキュア」ブランドの商品を、実店舗で販売するのは今回が初めてとなる。アデランス社では2002年9月から、患者のQOL向上を目的に、病院内に理美容室を展開している。病院で療養中の患者の中には、抗がん剤や放射線治療等の副作用による脱毛や爪の変色など外見の変化に悩まれる方が多くいる。そのような患者に向けて、医療接遇講習を受けたスタッフがシャンプー、ヘアカット、カラーリングといった一般的な理美容サービスの提供だけでなく、脱毛に関する相談、医療用ウィッグの取扱いやアフターサービスの実施、メイク・ネイルの施術など、患者の生活を支援するアピアランス(外見)ケアをワンストップで提供している。今回、グンゼ社と企業連携を結ぶことにより、患者の更なるQOL向上を目指す。グンゼ社では、健康・医療分野の拡大を目指した「ナイチンゲールプロジェクト」において、QOL向上のための「メディキュア」ブランド製品を2016年より販売し、セルフケア支援を行っています。これまで「メディキュア」ブランドの販売は、電話及びインターネットを通じてのみとなっていたが、実際に商品を見たい、触れたいとの要望が多くの患者、医療関係者からあったこともあり、今回、これらの要望に応えるべく、アデランス社の病院内ヘアサロンを通じて、直接手に取り、目に触れる形で取扱うこととなった。今後は、「優良品の提供により社会に貢献する(グンゼ)」、「毛髪関連事業を通じて、笑顔と心豊かな暮らしに貢献する(アデランス社)」という両社の企業理念を共有しながら、事業と連動したCSR活動として医療機関との連携やセミナーの共催などを計画していく。