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再生医療ベンチャーのサイフューズ、総額11億円の資金調達を実施

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株式会社サイフューズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:川野隆清)は、第三者割当増資を実施し、事業会社及びベンチャーキャピタル等8社を割当先として、これまでに総額約11億円を調達した事を発表した。

サイフューズは、今回の資金調達により、血管再生をはじめとする再生医療パイプラインの臨床開発及び立体組織製造技術の臨床・実用化へ向けた開発を進めていく。

【割当先概要】(50音順。ファンドによる出資については運営会社を記載)
・株式会社ケイエスピー
・株式会社新生銀行
・株式会社ドーガン
・QBキャピタル合同会社
・ニッセイ・キャピタル株式会社
・日本ベンチャーキャピタル株式会社
・富士フイルム株式会社
・三菱UFJキャピタル株式会社

株式会社サイフューズは、細胞のみから立体的な組織・臓器を作製するという独自のプラットフォーム技術を活用して、病気やケガで機能不全になった組織・臓器等を再生させ、従来の手術や治療法では満たされることのなかったアンメットニーズに応え、多くの患者に貢献することを目指す再生医療ベンチャーとなる。

同社が開発に取り組むパイプラインは、医療現場のアンメットニーズに基づいたものであり、独自のプラットフォーム技術によって創り出された細胞製品は、実際の医療現場で役立つことが期待されている。

同社は、これまでに独立行政法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)及び国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)等の支援を得ながら、様々なパイプラインについて共同研究先との開発を進めている。

今後は、骨軟骨・血管・神経など様々な組織・臓器再生の再生医療パイプライン開発を進めると同時に、病気のメカニズムを解明する病態モデルや新薬の有効性・毒性・代謝等を評価する創薬スクリーニングツールとしての細胞製品の実用化も進めていく。