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東京大学発ベンチャーLilyMedTech、BeyondNextVentures等から3.5億円の資金調達

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Beyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社⻑:伊藤毅)は、同社が運営するファンドを通じて、株式会社Lily MedTech(東京都文京区、代表取締役:東志保)に対して、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)、芙蓉総合リース株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社が運営するファンド、ならびに株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズと共同で、追加出資を行た事を発表した。
今回の資金調達は、2016年の創業直後から2017年にかけて同社をリードインベスターとして実施した資金調達に続く、総額3.5億円の資金調達となる。

Lily MedTechは、リング型の超音波を用いた革新的乳がん用画像診断装置(以下、リングエコー装置)を開発する日本初の女性起業家による東京大学発の医療機器ベンチャー企業である。

乳がんの画像診断には現在、X線マンモグラフィ、超音波エコーなどが用いられている。しかしながら、X線マンモグラフィは、X線を照射して撮影するため被ばくリスクや痛みの問題があり、また若い日本人女性に多い高濃度乳房と呼ばれるタイプでは、乳がんの兆候とされる石灰化部位を見つけにくいという問題も抱えている。

また、超音波エコーも、再現性が低い、技師の手技に結果が左右されてしまうという問題を抱えている。
Lily MedTechが開発するリングエコー装置は、超音波を用いることで被ばくリスク、痛みがないだけでなく、自動で全乳房を3次元スキャンするため成熟した技師が取扱う必要がなく、正確な画像の取得が期待される。
既に臨床試験を積み重ね、装置の基本機能の有効性を確認できており、今回の資金調達によって、開発加速と量産化に向けた社内外の体制強化を行っていく。