多様な技術を融合させることで患者ごとに個別化された生活介入によって行動変容を促すことにより、主に精神・神経分野の疾患に対する高い治療効果を得る新たな医療システムの実現を目指している。
超高齢社会に突入した日本において社会保障の新しいあり方が議論される中、2014年の法改正によりスマートフォンアプリ等のソフトウエアが医療機器として認められるようになり、その中で当社が開発を進める“デジタル創薬”とは、ゲーミフィケーションによる行動変容を促すことで患者にとって適切な生活介入を行い、医師をサポートするソフトウェアの活用を通じて治療効果創出を行うものである。
MCIを対象とするデジタル創薬アプリケーションについては、2019年を目標に臨床研究を開始予定であり、取締役の広川慶裕医師(ひろかわクリニック院長)の同疾患に対する医学的知見をベースに、これまで生活介入が困難であった患者の日常の意識や生活行動に介入し、個々の患者の状態に応じた意識・行動変容を促す仕組みを提供すると同時に、医師側には患者様の状態をモニタリングできる環境を構築する計画である。