シンクランドは、光学設計・実装技術と高速電気信号処理技術をコア技術として、世界に先駆けて中空マイクロニードルを開発する研究開発型ベンチャー企業である。シンクランドが開発する中空マイクロニードルは、千葉大学及び北海道大学により開発された光渦レーザー加工技術をベースとして、製造方法の工夫を行うことで実現した外径100μm以下の微細針で、体内で溶解する生体適合材料を用い、従来の注射薬や経口薬を無痛かつ簡便に投薬可能な経皮薬に置き換えることが出来る新たなDDSとして、実用化開発を進めている。今回の資金調達を基に、医薬品製造受託大手のシミックCMOとの資本提携を通じて、シンクランドの中空マイクロニードルを用いたDDS技術開発や技術ライセンス供与による事業化を目指していく。