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メルカリ、二次創作物の公式流通プラットフォームへ取り組み開始~第一弾として位置情報ゲーム「Ingress」のNiantic,Inc.と提携-

  • feedy

日本最大のフリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは、二次創作物の公式流通プラットフォームへの取り組みを開始。
第一弾として、スマートフォン向けの拡張現実技術を利用した位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営するNiantic, Inc. と業務提携し、メルカリのアプリ上でIngressの二次創作物の公式販売を開始する。

【権利者とメルカリの関係について】
今回の取り組みでは、権利者がメルカリを介した二次創作物の流通に対し限定的なライセンスとロイヤリティを設定することで、メルカリ上での二次創作物の売買を公式に認める。
この際、二次創作物の出品者は取引成立時に権利者にライセンス許諾料を支払う。
この取り組みにより、権利者は正しいライセンスの利用とユーザーの自由な創作活動を推奨できるようになる。

メルカリではこれまでも権利者保護プログラムを提供し、200以上の権利者と協力体制を築き、知的財産権を侵害する商品の削除等を随時行ってきている。その取り組みをより一層強化しながら、今回、二次創作物の流通における新たな取組みをNiantic, Inc. と開始することで、メルカリは二次創作物の流通におけるプラットフォームとしての取り組みを推進していく方針。

Niantic, Inc. が開発・運営する「Ingress(イングレス)」は世界で1500万ダウンロードされている人気のスマートフォンアプリで、GPSなどの位置情報を使い実際の場所を訪れながら、自分の陣地を広げてゆく陣取りゲーム。また、Ingressではユーザーのコミュニティ活動が活発であることも特徴で、ユーザーによる二次創作物を交換する頒布会等が過去定期的に開催されていた。
いままでもNiantic, Inc. ではユーザーのガイドラインに従った非営利的な表現活動(二次創作物の制作)を応援してきたが、第三者への頒布で金銭的対価が発生する場合、営利性の判断が難しいことが課題となっていた。

メルカリのアプリ内に設けられる「Ingress」専用カテゴリに出品されるIngressの二次創作物について、Niantic, Inc. は二次創作物の作成と販売にかかる限定的なライセンスを付与する。
商品の売上には、ライセンスの対価としてNiantic, Inc.より10% のロイヤリティ(版権利用料)が課される(メルカリの手数料10%は別途発生)。また、Niantic, Inc. が不適切と判断したものに関しては、
ライセンスの取り消し・削除・注意などを行い、健全なやりとりを促す。

■Niantic, Inc. CEO ジョン・ハンケのコメント
「メルカリとのパートナーシップを発表できて、大変嬉しく思っています。
今回の提携を通じて、クリエイターの皆さまは、創造性が遺憾なく発揮された美しい手作りの作品を
安心して販売できるよりになり、ファンの皆さまも安全に購入できるようになりました。
私達と一緒に、クリエイターとファンを結び、創造的な活動を応援する方法を実現してくれたメルカリの皆さまに御礼を申し上げます。
また、クリエイティブな文化を生み出し、守り育ててくださっているイングレスファンの皆さまにも感謝申し上げます。
この仕組みによって、コミュニティの文化が発展し、長く続くものになることにつながればと思っています」

■株式会社メルカリ 代表取締役社長 山田進太郎のコメント
「今回の革新的な取り組みに協力いただいたNiantic, Inc. に感謝いたします。
また、イングレスファンの皆様にメルカリ上での二次創作物の公式売買の場を提供できることを、大変嬉しく思います。
今回の取り組みは、権利者と二次創作物の作者、双方にとって安心してメルカリ上での取引を行っていただける、
新たなプラットフォームになると確信しています。