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ラクスル、Pivotalと協業し印刷業界の革新的なサービス創出を推進

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印刷ECサービス『ラクスル』を運営するラクスル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:松本恭攝)は、企業のデジタルイノベーションを促進しているPivotal®(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO(最高経営責任者):ロブミー)とのコラボレーションを通じて、日本全国の印刷業界のさらなる革新的なサービス創出に取り組んでいることを発表した。

ラクスルは、印刷サービスの迅速な提供を実現するとともに、洗練されたアルゴリズムによって印刷サービスの需要と供給をマッチングすることで、顧客には低価格化や小ロット対応、印刷業者には新たなビジネスの創出というメリットをもたらす新しい事業を立ち上げて成功させているが、Pivotal Labsと協業することで、この事業の成功の中核となっている受発注管理エンジンの強化に取り組んでいる。

Pivotalとの協業によって、迅速なイノベーションの基盤が確立されるとともに、シームレスなスケールアップを実現して今後の飛躍的な成長を管理することが可能になる。

Pivotalは、GoogleやTwitter、eBayをはじめとするシリコンバレーで最も影響力のある企業を形作ってきたことで知られている。Pivotalは2015年12月に東京での事業を拡張したが、ラクスルは同社と協業する日本で初のスタートアップ企業となる。ラクスルはPivotalとの協業を通じて既存のルーティングロジックを強化することで、インターネットを通じた印刷サービスの顧客利用コストのさらなる削減と複雑さの軽減を進める。30万を超えるラクスルユーザーの大部分は、中規模・小規模企業(SME)が占めている。

Pivotal Labsの東京オフィスディレクタ、ダニー・バークス(Danny Burkes)氏は次のように述べている。
「ラクスルとのコラボレーションを通じて、同社の革新的な事業が持つ真の潜在価値を引き出すサポートを提供できることを、非常に嬉しく思っています。これは、最新のソフトウェアイノベーションが大規模企業やシリコンバレーを拠点にするインターネット企業にとって不可欠な要素であるだけでなく、日本のスタートアップ企業にとっても手が届くところにあるということを示しています。これらのスタートアップ企業は、社内でソフトウェア機能を構築して、絶え間ないイノベーションの社風を醸成できるようになります」

両社のコラボレーションは、事業の拡張とイノベーションを促進するコアプラットフォームによってraksul.comの強化を図ることを目的としている。両社は、日本全国にいる30万の顧客をサポートするとともに、よりインテリジェントに印刷会社をつなぐマッチングサービスを提供できる新しいシステムを構築する予定。

ラクスルのCTO、泉雄介氏は次のように述べている。
「シェアリングエコノミーは、消費者事業の分野で大きな成功を収めています。例えばNetflixとUberは、デジタルが業界全体に破壊的変革をもたらすことを証明した2つの好例です。当社は、このような成功をB2B(企業間)セグメントで再現したいと考えています。特に中規模・小規模企業にとって、印刷費用は時に許容できないコスト要素になり得ます。しかし、当社はインターネットを通じた印刷サービスによって、この顧客セグメントに向けた印刷コストの削減に成功しました。また、これと同時に当社は印刷企業の大規模ネットワークが余剰能力を有効活用できる機会も創出しました」

【Pivotalとは】
Pivotalのクラウドネイティブプラットフォームは、世界で高い評価を受けている数多くのソフトウェアイノベーションの原動力となっています。Pivotalのテクノロジーは、世界中のコミュニティーで何百万人の開発者が利用することで、何十億人のユーザーが日々触れるものとなっています。過去10年以上にわたって、多くのシリコンバレー企業のソフトウェア開発カルチャーを形成し、現在Pivotalは、ソフトウェア開発における世界のテクノロジー動向の変革をリードしています。
URL: https://www.pivotal.io/jp