資生堂が推進するオープンイノベーションは、自社以外の技術やアイデアを組み合わせることによって、「美」に関する革新的な商品・サービスを創造し、新たな価値や市場を生み出すこと。その目的は、グローバルな競争での優位性を保ち、業界をリードする存在であり続けることにある。そのため、資生堂ビジネスデベロップメント部内にコーポレートベンチャーキャピタルの機能を持つ資生堂ベンチャーパートナーズを新たに設置し、資生堂のこうした考え方を具現化していく。
資生堂ベンチャーパートナーズは、内部からは生み出せない将来の経営資源を持つ投資対象の選定および適切な投資金額の検証を行う。有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めることで、中長期戦略「VISION 2020」実現の加速につなげていく。
また、資生堂ベンチャーパートナーズが行う一連の業務を通じ、ベンチャー業界が有する経営感覚や、独自のアイデアを事業化するプロセス・スピードなどを社員にも体得させ、人材の育成に繋げることも狙いとしてる。
【概要】
名称:資生堂ベンチャーパートナーズ(Shiseido Venture Partners)
事業内容:ベンチャー企業への出資
投資枠:30億円
対象領域:「美」を生み出す技術、「美」を伝え、創りだすアイデアや技術、「美」を届ける新たなビジネスの仕組み
連絡先:contact_svp@shiseidoventurepartners.jp
HP:http://www.shiseidoventurepartners.jp
2.ドリコス株式会社への出資について
ドリコスは、生体・身体データを解析し、必要な栄養素をオーダーメイドで提供するサプリメントサーバの開発を行っている。 世界的な健康志向、高齢化に伴う健康食品への需要増が見込まれ、さらに近年あらゆる分野で多様化するお客さま一人ひとりに合わせて商品・サービスを最適化する傾向が見られることから、今後大きな成長を見込めると判断し、第1号案件として出資を決定した。今後、同社の商品を活用した新たなサービスの開発に向けて取り組んでいく。
【会社概要】
会社名:ドリコス株式会社
代表取締役:竹康宏
所在地:神奈川県横須賀市追浜南町
設立年月日:2012年1月
事業内容: 必要な栄養素をオーダーメイドで提供するサプリメントサーバの開発・製造
HP:http://dricos.co.jp/