1. TOP>
  2. ベンチャーニュース
  3. アスラポート・ダイニング、神明ホールディングとの資本業務提携、同社及びアサヒビールに対する第三者割当増資実施

アスラポート・ダイニング、神明ホールディングとの資本業務提携、同社及びアサヒビールに対する第三者割当増資実施

  • feedy

アスラポート・ダイニングは、神明ホールディングとの間で資本業務提携契約を締結すること並びに神明HD及びアサヒビールを割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。

アスラポート・ダイニングは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で680店舗を展開しているが、平成 25 年度より新たに「食のバリューチェーンを構築する」という目標を掲げて外食から生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。この目的を達成するために4つの戦略、すなわち「既存ブランドの競争力強化と成長」「ブランド・ポートフォリオの多様化」「海外市場への進出」「食品生産 事業と六次産業化の推進」を強力に推進してきた。

神明HDは、「私たちはお米を通じて、素晴らしい日本の水田、文化を守り、おいしさと幸せを創造して、人々の明るい食生活に貢献します。」の企業理念のもと、米穀事業に加え、無菌包装米飯・炊飯米等の加工食品、アグリビジネスなどの国内での事業のみに留まらず、米国・中国・香港の海外子会社を通じた製品の販売、さらには国内外での外食事業の展開など、食に関わる多彩なビジネスを展開しております。実際神明HDは、平成 24 年に上場企 業である元気寿司株式会社の親会社になったほか、昨年度は酒屋業態の上場企業であるワタミ株式会社にも出資するなど、積極的に外食業界においても業容を拡大している。

神明HDとアスラポート・ダイニングはこれまで取引関係はなかったが、「食のバリューチェ ーン」の構築を目指す中で、グループが持つ既存外食チェーンの店舗出店と、新たなブランド開発・出店を積極的に進めるに当たり、同じ食品業界に属しており、しかも米穀事業に強みを持つ神明HDと、互に取引関係を築けないか、昨年 3月頃から協議を重ねてきていた。その結果、神明HDの持つ商品開発力とアスラポート・ダイニングのブランド開発力という相互の強みを生か していくことを企図して資本業務提携を行うことが決定し、今回の提携となった。

アサヒビールについて
アサヒビールはこれまでも酒類・飲料等の主要な仕入れ先であり、同社とは長年にわたり、協力関係・信頼関係が築かれてきている。 一方で外食業界では、顧客ニーズの多様化、人口減少等にともなう競争激化傾向、外国人観光客の増大等の新たな局面に入っている。このような環境下でグループが成長していくためには、市場ニーズに即した高い収益性が見込まれる高いブランドを開発し出店していくこと、更には収益性の低いブランドの店舗を、より収益性の高いブランドの店舗に切り替えていく必要がある。また出店による売上増大に伴い、飲料を含む原材料や輸送コストなどのボリュームディスカウントが可能となり、グループ全体の収益性をより高めることができる。 アサヒビールはこれまでも、グループ店舗に、商品を安定的に供給してきた経緯があるが、割当増資に関する協議の結果、これまで通り協業関係を続け、これから新たに出店する店舗にも同様に商品を供給していただくことが、結果としてお互いの事業成長に資するものとして、業務提携契約の形はとらない形で、本件割当増資を引き受けていただいたとしている。