日本ハム【2282】は、中部飼料【2053】との間で、資本業務提携契約を締結すると発表した。中部飼料は、配合飼料の総合メーカーとして、常に最先端の生産設備と配合技術による安全・安心で経済性の高い特性ある飼料の開発・製造や販売を主な事業内容としている。さらには、同社のグループ会社においてはペットフード、環境整備機器分野に至るまで幅広い事業を展開している。日本ハムと中部飼料とは、長年、配合飼料の安定供給はもとより、ブランド食肉の共同開発に取り組む等親密な取引関係にあったことから、更なる協力体制の構築・深化に向けた協議を続けてきたが、今回、配合飼料の安定供給の確立を土台とし、それに加えて高付加価値食肉製品や差別化した配合飼料の共同開発、食の「安全・安心」を一層向上させるための「食肉トレーサビリティ」の充実などを骨子とした業務提携を行うこと、加えて日本ハムグループと中部飼料が 資本提携も行い相互に株式を保有することで、この協力体制がより強固かつ永続的なものとなるという 認識で合意し、資本業務提携契約を締結するに至った。今回の資本業務提携により、日本ハムにおいては「インテグレーションシステム」の深化のみならず、良質な 配合飼料の安定調達による食肉生産の量的拡大・高付加価値化、トレーサビリティの充実による食肉の安全・安心の向上を図る。一方、中部飼料においては、日本ハムの施策を支える重要な戦略的パ ートナーとして繋がりを拡大することで、配合飼料及び差別化飼料の取扱増加が期待できること等によ り、両社の企業価値向上に資するものと考えてのもの。