グルメ杵屋（9850）、持株会社体制へ移行

グルメ杵屋【9850】は、平成27年10月1日を目処に、運営するレストラン事業を会社分割（簡易新設分割）の方式により持株会社体制へ移行すべく、その準備を開始すると発表した。なお、移行については平成27年6月下旬開催予定の定時株主総会による承認、および所管官公庁の許認可が得られることを条件として実施する。

グルメ杵屋は、日本に根ざしたうどん・そばを中心とした和食や洋食等の飲食店を、ショッピン
グセンターやターミナルビルなどの商業施設にインショップ方式により多数出店している。

飲食業界のマーケットは、新規参入や個人消費の低迷等で年々厳しさが増しており、今後も事業の持続的な成長を実現させるためには、経営資源の効率的な配分と、競合他社との競争力強化を可能とする体制の整備を図ることが必要と判断し、持株会社体制へ移行する方針を決定した。

持株会社体制に移行することで、経営機能と執行機能を明確に分離し、強化されたコーポレ
ートガバナンス体制のもと、持株会社においては、グループ経営戦略の立案と経営資源の配分の最適化の意思決定を行い、事業子会社においては、グループ経営戦略に基づく迅速な業務執行により競争力および効率性を一層高め、グループ企業価値向上を目指す。