サントリーホールディングスは20日、中国の飲料会社、中国匯源果汁集団(ホイエン、北京市)にサントリー中国傘下で上海にある飲料販売会社の株式の50%を売却し、折半出資とすることで合意したと発表した。中国本土全域に販売網を持つホイエンとの合弁にすることで、サントリーブランドの飲料商品の販売拡大を図る。また、サントリー中国傘下の飲料製造会社「三得利(上海)食品」を匯源果汁に譲渡するとともに、サントリーが匯源果汁の株式の一部を取得する。広報担当者によると、販売子会社株式と製造子会社の譲渡を合わせて約20億円となり、サントリーは同額の株式を取得する。ホイエンは、、果汁飲料に強みを持つ。一方、サントリーはウーロン茶やコーヒーを上海・北京を中心に展開しており、ブランドで重複の少ないホイエンと販路を拡大したいサントリーの間で合意がまとまった