外食フランチャイズ運営のアスラポート・ダイニング【3069】は、アスラポート・ダイニング及びその子会社である弘乳舎並びにフルッタフルッタ【2586】との間で資本業務提携契約を締結すると発表した。アスラポート・ダイニングは現在、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で678店舗(平成28年5月31日現在)を展開しているが、平成25年度より「食のバリューチェーンを構築する」 という目標を掲げて外食から生産事業並びに流通事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。そしてこれを実現するための4つの戦略として「既存ブランドの競争力強化と成長」、「ブランド・ポートフォリオの多様化」、「海外市場への進出」、「食品生産事業と六次産業化」への取り組みを掲げ、更なる成長を目指している。弘乳舎は1883年創業の熊本県熊本市に本社を置く、乳酸菌飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、脱脂粉乳、バター等の製造販売と乳製品の加工受託を主事業とする会社。同社が創業来130年の歴史の中で培ってきた乳製品に関する豊富な経験と高度なノウハウを活用し、さらなる付加価値を加えるのみならず、「食品生産事業と六次産業化」である生産事業の柱として、日本国内だけではなく「海外市場への進出」を含めて、相乗効果 を追求していくことを目的として、平成25年9月にアスラポート・ダイニンググループに加わった。一方フルッタフルッタは、大手アマゾンフルーツパルプのサプライヤーであるブラジル連邦共和国パラ州のトメアス総合農業協同組合との日本における輸入独占契約締結を機に、平成14年11月に、アマゾンフルーツ冷凍パルプを輸入し、加工販売することを目的として設立され、「健康・本物」を基本に据えて、主力商品であるアサイーを中心に、まさに天然のサプリメントといえるアマゾンスーパーフルーツを日本に普及、拡大すべく事業を展開している会社である。アスラポート・ダイニングは、上記4つの戦略の中で、弘乳舎とフルッタフルッタとの間でアサイーヨーグルト等の新商品共同開発を行うことにより「食品生産事業と六次産業化の推進」「ブランド・ ポートフォリオの多様化」を充実させ、また、海外市場への進出を加速することにより、 グループの企業価値向上に寄与すると判断したため、資本業務提携契約を締結するこ ととなったもの。以上M&Aタイムスよりhttp://ma-times.jp/36544.html