今月初めに買収検討の話が持ち上がっており、それが実現した形となった。
これにより、カッパHDは、本取引を通じてコロワイドの連結子会社となる。
コロワイドは、今回のTOB・本第三者割当増資に関連して、資金力の裏付けとしてみずほ証券のグループ銀行からの融資証明書を取得。1株当たりの買付価格は、1,048円とし、現段階での買付代金は、18,671百万円予定(18,671株)しており、平成26年10月28日から12月10日をTOB実施期間としている。公開買付代理人は、大和証券で、平成26年12月4日を払込期日とした。
コロワイドは、まず1781万6100株を目指し、その後最大305億円を投じ、カッパHDの発行済み株式の50.5%の取得する方針を立てている。
コロワイドは、創業業態である居酒屋業態に加え、レストラン業態の事業強化をするべく、このところ各社への買収が相次いでいる。コロワイドグループは、「肉」だけではなく、今回のカッパHDの買収により「鮮魚」に参画し、両面からのレストラン業態の売上高比率を6割以上に上昇できるとしており、経営基盤の安定化と更なる収益率アップを狙い今回の買収に至った。
最近、コロワイドの買収は、「牛角」など多数FC展開を手掛けるレインズインターナショナル(買収額約140億円)やコメ卸の神明ホールディング(予定)などが挙がっている。