鰹節とその関連商品を扱うヤマキは、インドネシアの鰹節製造会社であるPT. ETMIECO SARANA LAUT(以下「ESL」)と資本・業務提携を行ったと発表した。ヤマキは、「鰹節」や「だし」といった同社製品の基幹原料である鰹節について、原料であるカツオがグローバル資源となる環境下、より高品質で安心・安全な鰹節を、より安定的に調達する体制構築に、従来から取り組んできた。こうした取り組みの一環として、ヤマキとESLとは、2009年にヤマキの購買用にESL製鰹節のスポット取引を開始、その後取引量の拡大・ヤマキからの技術指導などを通じて取引関係・信頼関係を深めてきた。このような状況のなか、両社共同検討の結果、資本・業務提携を行うことが両社にとって有意義であるとの結論に達したもの。今回の資本・業務提携により、ヤマキはESLから独占購買権を取得、ESLはヤマキ専用の鰹節工場となった。工場は、漁獲・水揚げ~節製造までに必要な全ての機能を同一敷地内に一貫して保有しており、漁獲から鰹節製造まで一貫した品質管理を行うことで、より安心・安全な鰹節製造を推進する。また、基幹原料である鰹節の原材料となるカツオの漁獲能力を持つパートナーと組むことで、鰹節調達の長期安定性を向上させたい考え。以上M&Aタイムスより