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アスラポート・ダイニング、小僧寿しと資本業務提携

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株式会社アスラポート・ダイニング(代表取締役社長 中 村 敏 夫 コード番号 3069 JASDAQ)は、株式会社小僧寿しとの資本業務提携を行うと発表した。

■資本業務提携の理由
アスラポート・ダイニング及びアスラポート・ダイニンググル―プは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で671店舗 (平成28年9月30日現在)を展開しているが、平成25年度より新たに「食のバリュー チェーンを構築する」という目標を掲げ、外食(販売)事業から流通及び生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。
そして、その目標を達成するため4つの戦略「既存ブランドの競争力強化と成長」、「ブランド・ポートフォリオの多様化」、「海外市場への進出」、「食品生産事業と六次産業化への 取り組み」を掲げ、更なる成長を目指している。
小僧寿しは、持ち帰り寿し店「小僧寿し」及び「茶月」等のブランドを中心に、全国で 327店舗(平成28年9月30日現在)を展開。小僧寿しは、平成28年5月度に 新たな成長戦略に基づく事業運営方針を公表し、「小僧寿しグループ」が持つブランド価値の最大化を成長戦略の基軸とし、今以上に愛されるブランドへと進化するため消費者のライフスタイルとニーズに即した「新生小僧寿し」「新生茶月」のリブランド開発の推進、全国を網羅するフランチャイズ事業体制の再構築をすすめている。更に「宅配事業」の他、「高齢者・介護関連事業」への参入を通じて、国内外で有数の複合的な業態のフランチャイズ企業を目指した取り組みを進めている。

アスラポート・ダイニングは現在、焼肉や居酒屋業態の他に、メキシカンファストフード「Taco Bell(タコベ ル)」、など幅広いブランド・業態で飲食系フランチャイズチェーンを展開。
小僧寿しとの本件資本業務提携は、アスラポート・ダイニングのブランド・ポートフォリオにない寿司業態との提携であり、アスラポート・ダイニンググループが運営する店舗と合わせると、約 1,000店舗の規模となるため、 今後相互に様々なシナジー効果を追及していくことが可能となる。
具体的には小僧寿しが有する「持ち帰り(テイクアウト)や宅配(デリバリー)」の機能とノウハウを共有することにより、当社の既存ブランドの新たなる事業展開が速やかに可能となると考えている。またアスラポート・ダイニングのブランド開発のノウハウにより小僧寿しの経営課題である「小僧寿し」や「茶月」のリブランド・プロジェクトをサポートできると共に、アスラポート・ダイニングのフランチャイジー・ネットワークを通じて当該リブランド店舗のフランチャイズ展開を支援していくこと
も企図している。そして、これら施策を実行するには、中長期的な関係を緊密にすることが必要不可欠であるとの認識が両社間で生じ、資本関係を持つことが最も有効であるとの結論に達した。 このように販売先・販売スタイルの多様化による「既存ブランドの競争力強化と成長」のみならず、新ブランドの開発による「ブランド・ポートフォリオの多様化」戦略を積極的に推し進めることが出来るものと考えられ、「食のバリューチェーンを構築する」というアスラポート・ダイニングの目標の達成に寄与し、企業価値の向上に結び付くとの結論に達しましたので本件資本業務提携を決議したとしている。

■資本業務提携の内容
(1)業務提携の内容
アスラポート・ダイニングと小僧寿しとは、本件資本業務提携において、相互の経営並びに事業の独立性及び自主性を重んじ、将来企業価値の向上のために行う財務施策、組織再編、提携その他の行為を尊重し、これに合理的な範囲で協力する意向を有している基本方針を確認した上で、 以下の事項に係る業務提携を実施することに合意した。 なお、その具体的な内容、条件、実施時期等の詳細については、今後、両社間で協議、 決定していく。

① アスラポート・ダイニンググループの他業態ブランドとの協業 (寿司関連商品の PB商品開発と共同販売等)
② アスラポート・ダイニンググループと共同して「小僧寿し」「茶月」のリブランドとフランチャイズパッケージの開発
③ 人材マネジメントの共有化
④ 共同購買によるコスト削減と付加価値創造
⑤ 共同マーケティング活動による効率化
⑥ 新規事業の共同開発業務

(2)株式取得の内容
アスラポート・ダイニングは、小僧寿しの筆頭株主である株式会社東商(旧商号 東洋商事株式会社)から4,093,211 株(小僧寿しの発行済株式総数の 13.7%、1株あたり取得価額 83円(※))を取得する。