国税庁の「酒のしおり」によると、1973年に176万6000キロリットルあった日本酒の出荷量は2011年には60万3000キロリットルにまで落ち込んでいる。
日本の伝統産業として、永く人々の生活に寄り添ってきた日本酒は、二日酔いする、オヤジ臭い、美味しくないというネガティブなイメージが先行して、日本酒ファンを十分に伸ばせていないのが現状である。その背景には、日本酒に対する「わからない」という感覚がある。誰が、どう造っているのか、どんな魅力があるのかを伝える必要があり、「消費者と酒蔵が直接つながる場を提供したい」という想いからMAKE SAKE PROJECTは開催された。