製粉業の日本製粉【2001】は、同じく製粉業の東福製粉【2006】を買収すると発表した。現在は、持ち分法適用会社で発行済み株式の22.63%を保有するが株式公開買い付け(TOB)を通じて、連結子会社化を目指す。買い付け価格は1株161円で、買い付け総額は約4億6000万円。世界的な規模の小麦相場の高騰や、外国産小麦の売渡制度の変更等、企業競争の強化と開発や調達、物流面での両社の協力関係を深める狙い。買い付け期間は7月1日~29日とし。買い付け予定数の上限は283万7000株(発行済み株式の28.37%)、最終的に51%分の株式取得を目指す。TOB後も東福粉は上場を維持していく。 日本製粉は、製粉業、食品業を営む会社。製粉分野では日清製粉に次いで日本国内シェア2位。欧米式機械を利用した日本初の製粉会社である。東福製粉は、九州を基盤とし、小麦粉、ミックス粉等の製造販売、麺類・穀類等の仕入販売等を行っている。その他、子会社を介して不動産賃貸事業を行っている。