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シンガポール発の飲食企業パラダイスグループ、インバウンド集客の取り組み実施

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中国・タイ・マレーシアなど、アジア7か国で10業態以上、50店舗以上を展開しているシンガポール発の飲食企業・パラダイスグループ(Paradise Group Holdings Pte Ltd)の国内唯一の店「パラダイス ダイナシティ銀座」(東京・有楽町)は、銀座で増加中の中国人などの急増する外国人観光客向けにさまざまなインバウンド集客の取り組みを実施している。

■インバウンド集客のための施策例
【1】メニュー表の多言語表示
オープン当初から、メニュー表は日本語・英語の2か国語表記を基本とし、一部、中国語も表示し、日・英・中の3か国語表記しているページも用意。
また、看板メニュー「8色小籠包」の食べ方や8色のテイストの違いなどは日・英の2か国語で説明したものを卓上に設置している。ちなみに、本場シンガポールではチーズ味が一番人気。ヨーロッパでは最近、トリュフが非常に希少で、現地のレストランではトリュフが姿を消しているということもあり、ヨーロッパ系のお客様には黒トリュフの小籠包が人気。中には一人でトリュフ小籠包を10個も注文される方もいるとのこと。

【2】スタッフの多国籍化&サービスのグローバル化
ホールもキッチンも外国人スタッフを積極的に採用することで、さまざまな国籍の外国人客の接客に柔軟に対応しています。
例えば、キッチンスタッフの約4割は中華系。“オーダー通し”や伝票はすべて中国語でやり取りしています。日本人スタッフも自然と中国語になじむことで、グローバルな人材に育っていっています。

一方ホールは、中国・スリランカ・ベトナムの3か国のスタッフを採用(2016年11月時点)。中国人のお客様には中国人スタッフが「ニーハオ、ジーオェ(こんにちは、何名様ですか?)」と出迎えております。また、中国人のお客様は冷たい水が苦手で、水筒にお湯を入れて観光している方が多いので、水筒をお見かけしたら「お湯を継ぎ足しましょうか?」と声掛けもしております。

【3】店頭動画でシンガポール本店の様子などもアピール
銀座界隈でお買い物を楽しむお客様のために、店頭にはプロモーション動画も設置しております。シンガポール本店の様子や、当店で欧米系のお客様が食事を楽しむシーンなどを盛り込むことで、グローバルなブランドであることをアピールしております。

【4】SNS投稿を意識したフォトジェニックな料理も充実
外国人観光客に限らず、いま、お客様がお店で必ずされることがスマートフォンでの撮影。国境を越えて口コミで店の魅力が拡販されるSNSの存在を意識して、思わずSNSで投稿したくなるようなインパクトのある美しい料理を多数揃えております。カラフルな「8色小籠包」をはじめ、フォトジェニックな料理がネットを通じて、国内外で店の魅力を発信しています。また、中国版Twitter「Weibo(微博)」でも情報発信をしております。

【5】外国人は調理のライブ感も大好き
外国人のお客様は“調理のライブ感”も重視されます。当店1階では、点心師が1日約700個もの小籠包をものすごい速さで作り上げるプロの技を、入店する前からガラス壁を通して真近で観察できます。また地下1階もエレベーターを降りるとすぐ目の前に湯気が立ち上るオープンキッチンが広がります。調理シーンや吊るされたチャーシューなどが目に飛び込んでくる臨場感あふれた造りになっており、銀座のちょっとした観光スポットや待ち合わせの場としてもご利用いただいているようです。